男性保育士を目指す前に覚悟しておきたいこと
今保育士不足が話題となっています。
そんな中、以前より男性保育士の存在がクローズアップされるようになってきました。
「自分も保育士になろうかな」
そう考えている方、忠告をさせてください!
男性保育士になるにはそれなりの覚悟が必要です!
ここでは男性保育士になる前に覚悟しておきたいことをまとめてみました。
専門学校を出るということはつぶしが効かなくなるということ
保育士の多くは短大か専門学校を出ています。
中には大卒の保育士もいますが、
やはり2~3年程度で資格の取れる短大か専門学校を選ぶ人が多いようです。
しかし女子短大が多く、男子の入れるところは少ないです。
そうなると専門学校という選択肢になるわけですが、専門学校は名前の通り「専門に学ぶ」学校です。
極端な言い方をすると「それ以外のことは学べない」のです。
つまり途中で「違う将来の目標ができた」といったとき、専門学校を出たことが何の役にも立たなくなるのです。
また保育士になってから挫折した場合、いざ異業種に転職しようとしても、よほど何か特技でもないと難しいです。
保育の仕事で培えるものは保育の技術くらいだからです。
よって保育士になるには「一生この仕事で食っていく」くらいの覚悟が必要です。
男が保育士になっても結婚はできるけど・・・
「保育士=安月給」であり、「結婚できない」と考えている人もいるかも知れないですよね。
ですが、必ずしもそうではありません。
「女性がみんなお金で相手を選ぶ」というわけではないからです。
私の先輩男性保育士で、一人で5人家族を養っている人がいます。保育士の給料でも何とかなる場合もあります。
しかしそれだけ給料がもらえる保育園は少ないのも事実です。
生活していくためには、結婚しても多くは共働きになります。
お金のために保育士になる人はほとんどいないでしょうが、生きていくためにお金が必要なのも事実です。それが結婚して家族を養うとなるとなおさらです。
「保育士になったらリッチな生活はできない、結婚しても共働き」という覚悟が必要でしょう。
男性保育士は差別される!?
「自分は一生保育士で食っていく!」
「お金のことも高くは望まない!」
という人も是非知っておいてほしい事実があります。
それは男性保育士が差別されることもあるということです。
例えば、未だに男性保育士を採用しない方針の保育園も存在します。
私も実際「更衣室がない」という理由で面接を断られた経験があります。
男性保育士を採用する保育園でも「人数は2人まで」のように暗黙でルールを決めている保育園が多いようです。男性保育士が半数を占めるような保育園は見たことがありません。
このように男性保育士として採用されるには狭き門になっているのが現状です。
また保護者の中に「男性保育士は嫌だ」と思っている人も少なからず存在します。
最近では「男性保育士によるおむつ替え」が論争になったことは記憶に新しいと思います。
「自分は変なことは絶対しない!」と思っていても、いやほとんどの男性保育士はそう思っていますが、通用しないのが事実です。
保育は女性の職場であり、男性保育士という存在がまだまだ世の中的に理解されていないということも知っておくべきです。
男が保育士になるには覚悟が必要!
- 男性保育士になるなら一生保育で生活していくくらいの覚悟が必要!
- 結婚はできてもお金のことは高く望めない!
- まだ男性保育士について理解されてないことが多い!